プリンは小さなお子さまから社会で活躍する大人まで皆に愛されているデザートだと思います。スプーンで黄色い生地をすくって食べていき、最後にカラメルソースを味わうことのできるちょっとした幸せ。お皿に移したときは山形の美しいシルエットについうっとり。プリンは市販品の安価のものからデパートやケーキ屋で売っているような高価なものまで価格帯は幅広くありますが、たとえ市販品の3つで178円といった庶民価格のプリンでも、なぜか少しリッチな気分を味わうことのできる不思議なデザートではないでしょうか。
私が子供の頃、友人の家へ招待されたときに出された「手作り」プリンの味は今でも鮮明に覚えています。市販のプリンと比べると“ス”が若干たっていましたが大変おいしく、カラメルソースはちょっと苦ったのですが、それでも手作りという魔法のおかげかスプーンで一生懸命かきあげて食べました。何よりおかわりできたことに感動しましたね(笑)
当サイトでは、基本的なプリンの作り方とレシピを紹介した上で、さらにさまざまな工夫を凝らしたプリンを紹介しております。プリン作りが初めてな方は、スタンダードなカスタードプリンで練習を積み重ね、ある程度慣れてきましたらいろいろなプリンに是非挑戦してみて下さい。また、当サイトで紹介しています方法以外にもおいしくつくる方法はたくさんあると思っております。プリン作りが板につきましたら、自由な発想で「自分なりのプリン」を模索してみてはいかがでしょうか。
最後に、当サイトがあなたのプリン作りに役立ちますように……。
始める前に当サイトがどのように構成されて、読んでいくと良いのかを簡単に紹介します。
- まず作り方を始めに読みます。そして、材料をきちんと計量してから始めましょう。
- 当サイトでは、小さじは「5cc」、大さじは「15cc」、1カップは「200cc」で計算しております。
- ゼラチンは板ゼラチン(1枚:1.5g)を使っております。
- 材料表の卵は全部Lサイズを使っております。
- 生クリームは乳脂肪分38%以上のものを使っております。
- バターは無塩バターを使っております。
- オーブンの温度と焼き時間はそれぞれに焼き癖があるため調節を各自で行うようお願いします。また、焼きを始める前に指定の温度になるように余熱を忘れずに行ってください。
手作りプリンに初めて挑戦する方のためにプリンの基本的な知識を紹介します。全部覚える必要はありませんが、プリン作りがスムーズに進行する手助けとなりますので1度目を通しておきますことをオススメします。「プリンの材料」「プリンの型と形」「プリンをおいしくつくるコツ」の3項でわけております。
プリンの基本材料は「卵」「牛乳」「砂糖」の3種類です。そして風味付けに「バニラ」を使います。いずれも新鮮な材料を使用するのがプリンをおいしくつくるコツです。
卵
加熱すると固まる卵の性質を利用してプリンはつくられます。基本的に卵は全て使用しますが、コクを出したいときは卵黄を加えたり、卵黄だけでつくったりもします。当サイトではLサイズの卵を使っています。
牛乳と生クリーム
口当たりを滑らかにするのが牛乳の役目です。より滑らかでコクを出したいときは生クリームを使用します。風味、舌触りを損なわないために、温めるときは沸騰させないように注意しましょう。
砂糖
お菓子作りには、一般的にグラニュー糖を使用します。プリンも同じようにグラニュー糖を使います。グラニュー糖は純度が高く、水に溶けやすく、癖のないのが特徴です。香りを楽しむメニューにふさわしいです。
バニラ
独特の甘い香りは、バニラ豆をさやごと発酵させてから乾燥させて生まれます。さやの中に黒い小さな種が入っていて、それを包丁でしごきだしてさやごと使用します。天然のバニラは値段が高いですが、風味がすごく良いです。
プリンに使用できる型には様々な種類があります。一般的なものはプリン型です。型から出して食べるスタンダードなカスタードプリンにはもっともふさわしい型でしょう。そのバリエーションで、デザイン性の高いゼリー型もオススメです。大きくつくって後からカットするタイプのプリンには、パウンド型やホールのケーキ型も適しています。表面に飾りのあるプリンでしたら、セルクル型を使用するのも良いでしょう。飾りが崩れることなく、綺麗に取り出すことができます。また、ココットなどの耐熱容器やグラスなどを使用し、そのままテーブルに出してもいいと思います。アイデア次第で、様々な形のプリンを作ることができます。当サイトで記載している分量はあくまで目安ですので、個数は調節しながらつくってみましょう。
おいしいプリンの条件は、第一に滑らかさです。滑らかなプリンに仕上げるためには、ちょっとした手間がポイントとなります。この一手間が、失敗を避け、見た目も美しくおいしいプリンをつくります。
プリン液を丁寧にこす
丁寧にプリン液をこすことによって、滑らかな口当たりに仕上がります。こし器は目の細かい製菓用のものがもっとも適していますが、ご自宅にあるものを使用してもらっても十分です。
バットを使用する
プリンをオーブンで蒸し焼きにする場合は、必ずバットを使用しましょう。天板に直接型を並べるのはなく、バットに乗せてから天板に置くことにより、熱の通りが間接的となり、プリンが滑らかに仕上がります。また、間接的にやんわりと熱を通すことにより、スが入ってしまうのを防ぐ効果もあります。
湯せんの湯を常に充たしておく
オーブンにプリンを入れている間は、必ず湯がはっていることが大事です。湯がないと蒸し焼きにならなく、口当たりの悪いプリンに仕上がってしまいます。プリン作りに慣れていない方は、プリンが焼き上がるまでオーブンの前から離れないくらいの姿勢で、湯がなくなったら継ぎ足す、を繰り返し行いましょう。
泡立てないようにする
プリン液を泡立てないことは、おいしいプリン作りに必要なポイントです。スの原因にもなる泡は、必ず取り除いてから焼きましょう。できあがったときのプリンの美しさも全然違ってきます。もし泡立ててしまった場合、焼く前に表面の泡をペーパータオルやスプーンでとったり、バーナーを当てて泡を消しましょう。
オーブンの温度に気をつけよう
焼きプリンの基本はオーブンの扱い方にあります。レシピの温度と焼き時間を厳守すれば、おいしいプリンを作ることができます。しかし、オーブンによっては癖のあるものもありますので、万が一失敗してしまったら様子を見ながら温度と加熱を調節し、もっともふさわしい条件を探してみて下さい。
器の選び方
器選びの大切さには、様々な意味があります。生クリームの分量が多いものなどは、火が通りにくいので、大きな器はふさわしくありません。また、味の濃いものは少しだけ食べるくらいがちょうどいい場合が多いので、各々の器に分けてつくるときは小さめの器を選択するようにしましょう。器のサイズによって個数や焼き時間も変化してきますので、調整しながらつくるようにしましょう。






